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岡山県総社市上林1046に建てられている「日照山・國分寺」です。 |
備中国分寺は中世には廃寺となり、その後江戸中期に至って日照山国分寺として再興されました。
現存する伽藍はすべて再興後に建てられたものだそうで、真言宗御室派のお寺です。本尊は薬師如来だそうです。 |
風土記の丘に聳える五重塔は遠くからその存在を誇示しているようでぐるっと北か南からみえました。 |
国指定重要文化財 備中国分寺五重塔 所在地:総社市上林
五重塔は江戸時代後期の文政4(1821)年から弘化年中まで二十数年をかけて建立されたもので、奈良時代の備中国分寺の塔とは別のところに建っています。
総高≒34mで三層まで総欅造りですが、四・五層は松材が主体となっています。心柱は大面取りをした松材が用いられており、床下の礎石から塔の中心を貫いて相輪に達しています。初層の四面、頭貫の上には十二支の禽獣彫刻がはめ込まれており、また尾垂木の上には龍の彫刻なども施されています。
内陣には、仏壇を設けて、象・馬・鳥などの動物に乗った金剛界の五智如来像(大日、阿弥陀、宝生、阿閃、不空成就各如来像)が安置されています。 昭和61(1986)年8月 |
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平成2(1990)年から3年間をかけ解体修理がなされたそうです。
本尊は阿弥陀如来化と思っていましたが、間違いで、薬師如来だそうです。 |
05.09.10裕編集 |