(すいじゅんてん)
水準点 :
bench-mark:
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水準測量により標高の求められた点で、一等および二等水準測量で求められた点は、それぞれ一等および二等水準点といい、花崗(かこう)岩製の水準標石が埋設されています。二等水準点や各地方自治体などが設置した水準点などでは金属標が埋設されていることもあるそうです。
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日本水準原点標庫: |
日本水準原点を保護するための建物は、1891(明治24)年5月に佐立七次郎の設計による近代風建築で、佐立設計の中では現存する最古の建物。
石造・平屋建 建築面積14.93u 軒高3.75m 最高高4.3m トスカーナ式オーダー(配列形式)の建物
現在、東京都指定有形文化財(建造物)に指定されています。 |
(さたち しちじろう)
佐立 七次郎:
(1856〜1922)
(安政3〜大正11) |
讃岐(香川県)出身。工部大学校造家学科卒(明治12年)の第1期生、 工部省営繕局技手、造家学会発起人、通信省技師等々。
1877(明治10)年に日本政府に招かれ、工部大学校(現・東京大学)造家学科の教授として来日した英国の若き建築家ジョサイア・コンドルとその教えを受けた四人の弟子たち辰野金吾、曾禰(そね)達蔵、片山東熊(とうくま)、佐立七次郎は、わが国最初の建築家としてそれぞれ活躍をしていくのです。 |
日本水準原点
100周年記念切手 |
1991(平成3)年5月30日発行の額面62円の切手。 残念ながらわたしは収集していません。
図案は百聞一見にしかずといいますが・・・日本水準原点標庫をバックにして三脚に固定された水準器(レベル)を配したものです。 |
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資料は:小学館版『日本大百科全書』ポケット版他 |